副業Webライターのリアルな収入事情!未経験から月5万稼ぐまでの5STEPとコツ

今の仕事にプラスして何か収入がほしい

ライターの仕事に興味がある

隙間時間を有効活用したい…

そんな方のなかには「副業としてのWebライター」を考えたことがある人もいるでしょう。

この記事ではWebライターのリアルな収入事情や、副業として始めたい方向けに、未経験から月5万稼ぐまでの5STEPとコツを解説します。

最後には、筆者が実際に未経験からWebライターを初めて、月5万円の収入を達成した実体験を綴っています。

これを読めば、あなたもWebライターの仕事をスタートさせ、確実に月5万円稼ぐまでの具体的なステップがわかるでしょう。

副業Webライターとは?

Webライターとは、Webサイトに掲載するコラムや取材記事、通販サイト上の商品の説明文、サービスサイトやWeb広告といった文章作成をおこなう仕事のことです。 普段検索してヒットする記事の多くはWebライターが書いています。

多様化するインターネットサービスの発展とともに活躍の場が増え、知識や考え方・テクニックを習得すれば未経験からでも始められる敷居の低さから昨今人気が高まってきました。

とはいえ、未経験の場合は初めの報酬が少ないため、本業の傍ら副業としてWebライターを始める人が多いのも事実です。

しかし実績が上がり、記事単価アップやディレクション業ができるようになっていけば、本業を上回る収入を得ることも十分可能でしょう。

副業でWebライターがおすすめな理由

Webライターの仕事は、副業として初心者でも始めやすく、メリットが大きいことはなんとなくわかったと思います。

ここでは、さらに副業でWebライターをおすすめする理由を5つ紹介します。

・未経験でも稼ぐことができる

・幅広い知識が手に入る

・場所と時間の拘束なく働ける

・力量次第で多く稼げる

・将来的に本業にすることも可能

以下で詳しく解説していきます。

  • 未経験でも稼ぐことができる

かつて、ライターは出版社や編集プロダクションに所属する人たちだけに与えられた限られた仕事でした。

しかしインターネットの台頭とともに、Webサイトが数多く立ち上がり、法人・個人問わず、メディアを通してだけではなく幅広い間口から情報を発信する社会へ変化しました。

結果としてWeb記事を書くライターのニーズは急増し、過去のキャリアを問わず未経験からでもスタートできる職種になったのです。

  • 幅広い知識が手に入る

Webライターとしてのキャリアを始めると幅広い知識を会得することができます。

例えば、コスメの広告型記事を書く場合、そのコスメの公式サイトやプレスリリース情報、必要であればメーカーの担当者に質問をして、紹介するものについて詳しく知る必要があります。

また、ライターとしての仕事が定着してくると、読者の関心を引くために「世間ではどのようなものに注目が集まっていて、何を知りたいのか」日常生活のなかでもアンテナを張ることで自然に知識が増えるでしょう。

また、ライターとしての実績ができると取材案件にチャレンジすることが可能に。今まで見たり聞いたりしたことのない業界に取材に行くと、新たな発見や貴重な情報に出会えるのです。

  • 場所と時間の拘束なく働ける

時給や日給ではなく、単価契約で1本から始めるWebライターの場合、場所と時間の拘束なしに働くことができます。

例えば本業の始業開始前の時間や、本業が終わったあと、休日の空き時間など、パソコンと電波環境さえあれば自分の好きな時間に、好きな場所で作業をすることができます。

本業の傍、副業の時間をとることは簡単なことではないでしょう。Webライターなら時間や場所に関係なく、ちょっとした隙間時間でおこなえるため、始めるハードルが低いと言えるでしょう。

  • 力量次第で多く稼げる

Webライターは一般的に未経験のライターであれば1文字0.3~0.5円程度、一般的なレベルのライターであれば1文字1円~3円、上級レベルのライターは1文字5円以上と、経験や力量に応じて単価が上がっていきます。

これは何もキャリアの長さや年齢に比例するわけではありません。専門性の高い記事が書けたり、商品&サービスの売上増加に貢献できたり、SEOライターとしてのスキルを磨いたりすることで、より単価の高い記事依頼を請け負うことが可能になります。

そのため、副業として初めて稼いでいけるようになると、脱サラしてフリーランスのWebライターになる人も多くいるのです。

  • 将来的に本業にすることも可能

先ほども少し触れましたが、副業的にライターを始めたあと、副業が本業の収入を超えたことで仕事を辞めた専業ライターもたくさん存在します。

企業の人事採用に詳しい、医療知識や薬事法に明るい、カラーリストや日本化粧品検定を持っているなど、特別な価値を提供することによって記事単価を上げることは本業としてのライターに近づく手段のひとつでもあります。

また、ライターとしてだけではなく、記事の企画を考える編集や、あがってきた記事の校正、メディア全体の方針を決めるディレクション職と、より上流の仕事を任されるようになると、月額数十万円という報酬形態になることもあります。

副業Webライターを始める前に知っておくべきこと

これから副業としてWebライター始める人にとって、最初に知っておくとプラスになることを3つピックアップしてご紹介します。

・最初は大きく稼げない

・記事の締切に追われることもある

・プライベートの時間が減る

この3つは副業でWebライターを始めた方の多くが悩むことなので、事前に把握しておきましょう。

  • 最初は大きく稼げない

Webライターとしての経験がまだ浅いときは、文字単価0.3~0.5円の安い記事であっても「自然で読みやすい文章」を書くには苦労するはずです。

ひと記事書き終わるにも時間がかかってしまい、時給に換算すると数百円にも満たないこともあるでしょう。コツコツ作業できる根気強さが求められる仕事です。

  • 記事の締め切りに追われることもある

記事ごとに必ず「納期」があるので、文字数が多かったり、情報量が求められる記事に取り組むときは、余裕を持って時間を確保しなければなりません。

提出期限までにどのくらいの時間がかかるのか逆算をして、週ごとや日ごとに計画を立てる必要があります。

そして、計画どおりに進めていたとしても、本業の忙しさが増したり、予期せぬ体調不良に見舞われたりした場合は、記事の締め切りに追われることもあるでしょう。

  • プライベートの時間が減る

副業としてのWebライターを始める場合は、本業以外のプライベートの時間を作業に充てる必要があるので、休日の過ごし方なども変わるはずです。

友達と遊んだり、映画やドラマやSNSを消費して過ごしたりしていた時間を、記事づくりに割かなければならないことも忘れないでください。

本業だけではなく副業ライターとしてスキルアップのために時間を捻出するのは素晴らしいことですが、気分転換の時間を設けないとストレスが溜まって執筆作業にも影響するので、案件の量を調節することも重要です。

副業Webライターの収入目安

次に副業としてWebライターをするとどのくらい稼げるのか、収入の目安について解説します。

  • 収入=文字数×文字単価

基本的にWebライターの収入は「文字数×文字単価」で決まります。例えば、1記事2,000文字の記事を3,000円で受注でき、クライアントから月15本の納品を依頼された場合は

3,000(文字)×1(文字単価)×15(本)=45,000

上記の計算式によって、月々およそ45,000円の収入を得ることができます。また「原稿料」は源泉徴収の対象であるため、依頼した事業者が源泉徴収して納税する義務があり、

報酬額 × 10.21%

(※報酬が100万円以下の場合)

の 源泉徴収された額をWebライターは収入として受け取ることになります。

ちなみに、クラウドソーシングなどのサイトを使って受注した場合は、ここからさらに仲介手数料が引かれることも覚えておきましょう。

  • 副業Webライターの収入目安

収入の目安は、文字単価や文字数、作業スピードなどに左右されるため人によって大きく異なります。例として、文字単価を3パターンに分けて3000字の記事を毎月10本納品したと仮定した場合の収入の目安はこちら。

1文字0.3~0.5円程度・・・9,000~15,000円

1文字1円~3円:30,000~90,000円

1文字3円~6円:90,000円~180,000円

作業量に応じて報酬が支払われるWebライターは、基本的に限られた作業時間のなかでより単価の高い仕事を受注することや、1本あたりをより短く仕上げていくことで収入増を狙える仕事だと言えます。

未経験から副業Webライターで月5万稼ぐまでの5STEP

未経験から副業Webライターとして収入を得るために必要なことを段階を追って説明します。

未経験から副業Webライターで月5万円稼ぐまでのステップは以下の通りです。

STEP1.クラウドソーシングに登録する

STEP2.単価を気にせず応募して、実績を作る

STEP3.文字単価1円以上を目指す

STEP4.月5万円達成するための文字単価&記事数を計算する

STEP5.条件に合う案件に応募して案件をこなす

1つずつ詳しく見ていきましょう。

  • STEP1.クラウドソーシングに登録する

まず未経験者におすすめなのは、「ランサーズ」「クラウドワークス」「サグーワークス」「ココナラ」といったクラウドソーシングに登録し、利用してみることです。

GoogleアカウントやSNSアカウントを利用すれば誰でも登録ができ、プロフィールの書き込みを含めても約30分ほどで登録できます。

  • STEP2.単価を気にせず応募して、実績を作る

クラウドソーシングサービスへの登録が完了したら、サイト上にたくさん上がっている案件のなかから自分でもできそうなものに応募して、実績を作ります。

収入を得るにも実績がないと始まらないので、単価を気にするのはそのあと。まずは簡単な案件からWebライターという仕事に慣れていきましょう。

サイト上には日々案件が増えていくので、朝の15~20分など時間を決めて応募する案件を探す時間を作りましょう。依頼先とのやりとりを見落とさないためにもクラウドソーシングサービスのこまめなチェックは必要です。

  • STEP3.文字単価1円以上を目指す

案件をこなしながら、次は「文字単価1円以上」を目指すことも重要です。

とにかく、多様な種類の仕事をチェックできるのがクラウドソーシングサービスを利用するメリットです。常にライターとしての実力と市場価格を理解しながら、単価アップを目指していきましょう。

  • STEP4.月5万円達成するための文字単価&記事数を計算する

月5万円達を達成するためには文字単価&記事数を具体的に導き出す必要があります。例えば、

文字単価1円×3,000字×17記事

文字単価1.5円×3,000字×12記事

文字単価2円×3,000字×9記事

文字単価3円×3,000字×6記事

このように文字単価によって、こなさなければならない記事の量が変わっているのは一目瞭然です。

まずは文字単価1円からスタートして、ライティングスキルやスピードが上がれば、1.5円~2円とステップアップできるでしょう。

ただし、文字単価3円を超える記事となると「医療」「金融」「法律」「テクノロジー」など専門知識を必要とする案件がほとんどであることも知っておいてください。

  • STEP5.条件に合う案件に応募して案件をこなす

執筆に慣れたら、「プロジェクト案件」に応募してみましょう。

クラウドソーシング上には「タスク案件」と「プロジェクト案件」の2タイプがあります。経験やスキルが浅くてもチャンスがあるのは「タスク案件」ですが、単発依頼でスポット的な収入で終わってしまうことが欠点です。

また、文字単価が安い「タスク案件」ばかりで収入を伸ばそうとすると、クライアントの母数を確保しなくてはならず、やりとりが複雑化してしまうデメリットがあります。

月5万円という希望収入を安定させるためには「文字単価1円以上」かつ「プロジェクト案件」を受注することが近道です。

しかしこのような案件は応募者が多いため、ライバルも増え難易度も高いです。しかし、実力を試すきっかけになりますし、クライアントとの出会いは「縁」なので前向きに挑戦してみてください。

副業Webライターで月5万円稼ぐための6つのコツ

副業でWebライターを始めるイメージはついてきましたか?

ここでは、なるべく早く副業Webライターとして月5万円の収入を達成するコツを6つ紹介します。

・プロフィールを充実させる

・執筆スピードを意識する

・ジャンルを絞って専門性を高める

・ブログを開設する

・SNSで発信する

・単価交渉を積極的におこなう

1つずつ詳しく説明していきます。

  • プロフィールを充実させる

サイト上では、顔写真と文章のみであなたの魅力をクライアントに伝える必要があります。

とりわけ第一印象は、写真でだいたい決まるので、特別な理由を除いて写真を設定することを勧めます。

なるべく微笑んだやわらかい雰囲気のものを選び、もしも写真を使用しない場合は似顔絵イラストでもトーンの強いものや暗いものは避けましょう。

また、登録名は本名がベストですが、ペンネームを使用する場合「Momoko」や「クロサキナオ」といった感じで名前に近いものが良いでしょう。

・挨拶(例:初めまして。WebライターのMomokoです)

・強み(例:コスメオタク10年目、日本化粧品検定2級)

・執筆歴(例:メディア/記事タイトル「〜〜な秋メイク10選」)

※メディア様から許可を頂いた記事のみ掲載しております

また、プロフィール欄は最初の150〜200字が大切。発注者が一目見てわかりやすいように正確な情報を過不足なく伝えておきましょう。

資格や強みは、なければ無理に書く必要はありません。また、たくさん書けばいいわけではなく 「受注したい仕事」に対してアピールできる内容であれば整理して書いてください。

執筆歴を書く際は相手先から掲載許可をもらったものだけを載せましょう。

  • 執筆スピードを意識する

限られた時間のなかで多くの記事を納品するためには、執筆スピード自体をあげることが必要になります。そのためには、平日朝の6:30〜7:30の1時間や、週末の8:00~11:00など時間を決めて、時間内に何文字書けるかを把握してみましょう。

机にストップウォッチを置いて書いてみるのもスピードを意識するうえで有効な手段です。また、集中できる時間や集中できる環境も人によって異なるので、自分のスタイルを見つけていきましょう。

  • ジャンルを絞って専門性を高める

過去のキャリアを活かしたり、興味のあることを掘り下げたりして専門性を高めていくことも重要です。

ただ、未経験Webライターの場合はいきなり専門性を高めると言われても難しいはずなので、まずは選り好みせず幅広いテーマに取り組んでいきましょう。

・カフェ

・旅行

・恋愛

・SNSの使い方

・就活

・転職

・医療脱毛

・ダイエット

・女性の働き方

・企業の採用ページ

筆者はこのあたりからキャリアを始めましたが、振り返れば失敗したテーマもたくさんあります。

しかし執筆しているうちに「恋愛」の記事が発注者から好評で、人の心の動きを観察して表現することが得意だとわかりました。その結果「Z世代の価値観」や「人材採用の成功事例」など取材系の単価が高い案件を獲得できるようにもなりました。

好き・得意という気持ちはWebライターとしての仕事を継続していくうえでとても大切です。

最初からジャンルをしぼれるに越したことはありませんが、まだよくわからない人はテーマを広げて量をこなすことで自分が「書きたい!」と思えるものに出会えるかもしれません。

  • ブログを開設する

Webライターとしての実績がまだ浅い場合、発注者は実力がよくわからない人と仕事をするのはリスクが高いのです。

コミュニケーションミスが生じる、傲慢な態度をとる、文章力が思ったよりも低いといった問題が起こりうるからです。

そんなとき、ブログを持っていると相手からの信頼が得やすくなり、自分の文章力や書き味も相手に知ってもらうことができます。

また、ブログはジャンルやテーマを問わず自由に書ける良さがあります。まだ書いたことのない分野にも挑戦して文章力を磨くツールとして活用しましょう。

誰かの目に止まって、ブログ経由で執筆依頼が来る可能性もあります。ただし注意すべき点は、インターネット上に一度上げた記事は完全に消すことができないので、内容に配慮することです。

誰かを誹謗中傷する内容や、強すぎる政治思想について書くなどはやめましょう。

  • SNSで発信する

WebライターはSNS上でも仕事が獲得できます。

Twitterは多くのメディア運営者、ディレクター、編集者など発注者が個人でも使用しているので「ライター募集」と入れて調べてみると多くの案件が出てきます。

また、大手出版社系Webメディア編集長がTwitterでライターを探している、なんてこともあるのでエッジの効いた発信をしているとスカウトがくる可能性も。

無料で利用できるSNS、節度を持った使い方で気軽にチャレンジしてみてください。

  • 単価交渉を積極的におこなう

単価交渉は収入を上げる手段のひとつです。発注者との信頼関係が築けているときや、同じ発注者が単価を上げて募集している案件を見かけたとき、自分の平均受注単価が上がってきたときは単価交渉をおこなう良いタイミングでしょう。

丁寧な表現を使いつつも、単価を上げてほしい旨は率直に伝え、具体的に「文字単価~円」「1記事~円」と希望を伝えてみましょう。

もちろん相手にも予算があるため交渉が難航こともありますが、「今まで以上の記事本数を確保できる」「納期を少し早めて対応できる」「SNSの投稿文章も作成できる」など、クライアント側にもメリットがあると交渉はうまく進みやすいです。

【実録】私が未経験から副業Webライターで月5万円達成するまでの道のり

最後に、元事務職会社員だった私が副業でWebライターを始めて、月5万円達成するまでのことをご紹介させていただきます。

事務職という毎日同じ作業に退屈だった時に、偶然SNSで「Webライター」という仕事に出会いました。ちょっとしたお小遣い稼ぎ感覚で始めたいと思い、早速クラウドワークスに登録。

しかし、初めは低単価案件ばかりでほんの少ししか稼げませんでした。自分の興味のある観光やエンタメなどのテーマは単価が低いことが多く案件数も少ないため、タスク案件ばかりをおこなっていました。

クラウドワークスに登録して3か月後、実績が少しついてきた時に、初めて文字単価1円以上の案件を受注することができ、同じクライアントさんから継続してお仕事をいただけることに。

そこで、やっと初めて月1万円を達成し、継続案件が続くようになってからは2万円、3万円と順調に売上がのびていきました。そうなってくると、実績もつきポートフォリオを充実してくるので、他の案件にも通りやすくなりました。

そして、クラウドワークスに登録してから約8か月後に月収5万円を達成できました。最終的には、そこからさらに1年後、副業収入が本業収入を超えたので、会社をやめて、フリーランスのWebライターになり今に至ります。

まとめ

この記事では副業Webライターとして月5万円を達成するための5つのSTEPやコツ、会社員から副業ライターとしての収入を得るまでのエピソードをご紹介しました。

最初から大きく稼げるものではありませんし、失敗してしまったりつまずいたりすることもあると思います。でも文章を書くことが好き!新たにWebライターとして活躍したい!という方にとっては今とてもチャンスがある職種です。

まずは、クラウドソーシングサイトなどを利用しながらWebライターとしてのキャリアをスタートさせてみてくださいね。