SEOライティング

Webライターで稼ぎたいならブログを書こう!初心者のブログの始め方

「WEBライターってブログをしたほうがいいの?」

初心者Webライターがまずはじめに抱く疑問だと思いますが、

その答えはズバリ、「YES」です。

Webライターとして稼ぎたいのであれば、ブログを書くことをおすすめします。

「ブログ=アフィリエイト収入で稼ぐ」というイメージを持つ方が多いですが、決してそういう訳ではありません。

Webライターにブログをおすすめする理由は、「ブログ=Webライターとしての信用」に繋がるからです。

この記事では、企業メディアの編集長として年間150本以上のディレクション経験があり、現在はフリーランスWebライターとして自身のブログを運営している私が、

「Webライター」と「クライアント」の2つの視点からみた「Webライターにブログをおすすめする理由」について解説していこうと思います。

クライアント目線の稼げるWebライターの特徴や、実際にWebライターとしてブログを運用している経験談を包み隠さず書いたので、

・ブログを開設しようか迷っている

・どのようなブログを書いたらいいのかわからない

・Webライターで稼ぐコツが知りたい

・ブログを使って稼げるのか不安

という方はぜひこの記事を読んでみてくださいね!

Webライターがブログをするメリット

Webライターがブログをするメリットは、主に以下の4つです。

・案件を獲得しやすくなる

・自分の資産が作れる

・SEOライティングスキルが身に付く

・Wordpressの実践スキルが身に付く

冒頭でも説明したように、この記事ではあくまでブログを直接収益にする方法ではなく、ブログを通じてWebライターとして収益UPする方法をお伝えします。

アフィリエイト収入目的でブログをしたいと考えている方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

【KW:アフィリエイト ※】

  • 案件を獲得しやすくなる

クライアント目線で、

  • 自分のブログを持っているWebライター
  • ブログを持っていないWebライター

どちらに仕事を頼みたいかと言うと、ダントツで前者です。

ブログの質やテーマなどにもよりますが、ブログを運営しているWebライターにはまずやる気が感じられます。

さらに、ブログで書いている記事の質が高ければ、安心して仕事を依頼することができますし、実際にテストライティング(契約を結ぶ前に、実力を確かめるため行うテストのこと)をスキップしたこともあります。

ブログからは「その人がどういう人なのか?」を知ることもできるので、より仕事を任せたくなりますよね。実際に、提案文を丁寧に作り込んでいる人より、ブログをしている人のほうが仕事を頼みやすい場合もあります。

以上のことから、

「ブログ=Webライターとしての名刺」と思っておくと良いでしょう。

  • 自分の資産が作れる

Webライターとしてブログを書くことで、自分の資産を作ることができます。

Webライターとして企業に記事を納品することで報酬をもらうことはできますが、自分の資産にはなりませんよね?

しかし、自分のブログに載せた記事は、Webライターとして一生残る資産になります。

「資産」って何になるの?と思う方もいるかもしれません。

ここであなたの書いた記事を不動産と同じように考えてみてください。不動産にはそれ自体に価値があるので、自分が働かなくても勝手に稼いできてくれます。いわゆる不労所得というものです。

ブログも、同じような仕組みです。

始めから大きな収益を生み出すことは難しいですが、コツコツ作り上げていくことで、自分の書いた1本の記事が何百万円といった利益を出すこともあります。

実際にブロガーとして有名な方のブログ収入を紹介します。

moto│転職アンテナ

サラリーマン兼副業ブロガー

推定PV数は8〜10万PV。副業収入は年間1億円超え(ブログ以外の収益も含める)

マナブ│manablog

ブログを1,000日ほど毎日更新→ブログ収益7桁達成

月間150〜200万PV。ブログ収益は月800万(2022/07/21現在)

マクリン│マクリン

ガジェットレビューブログを運営

ブログ開設2年で月間100万PV、ブログ収益月収300万円以上(2022/07/21現在)

  • 収入UPするスキルが身に付く

Webライターとして収入を上げていくためには、SEOライティングやWebマーケティング、コピーライティングなどのスキルが必要です。

本を読んで知識を身に付けることは可能ですが、実際にブログを開設して自分で実践している人とそうでない人では雲泥の差があります。

中でも、ブログを実際に運営することで1番鍛えられるのは、SEOライティング(記事を検索結果で上位表示させるために必要なスキル)です。

クライアント目線で言うと、このSEOライティングができるライターはとても強いです。

ただマニュアルに沿って書くだけなら誰でも出来ますが、SEOライティングを実践で身に付けたライターには、頼める仕事の範囲も増えますし、記事の品質もかなり違います。

もし、あなたがブログを開設してPV数がのびたり、SEOで上位表示された記事が書けたら積極的にアピールしていきましょう。

それまでに苦労した過程、工夫した点などもあなたの財産となります。

  • WordPressの実践スキルが身に付く

多くの人はWordpressを使ってブログを開設します。クライアントも同様にWordpressを使っているところが多いです。

ブログ経験があると、Wordpressの使い方がわかっているので、記事の執筆からWordpressの入稿までの案件を受注することができます。任される仕事の範囲が広がるので、単価UPにも繋がるでしょう。

実際に、私もWordpressの実践経験があるので、記事執筆からWordpressの入稿までの案件を多く受注しています。

中には、Wordpressにそのまま書いて欲しいといったクライアントもいるので、Wordpressができるとかなり仕事の幅が広がるでしょう。

Webライターがブログをするデメリット

一方で、ブログをするデメリットも存在します。

  • 収益化するのに時間がかかる
  • 維持費がかかる

ブログを始める際には、このようなデメリットもきちんと理解したうえでスタートしましょう。

  • 収益化するのに時間がかかる

「ブログを書いたら、すぐその日から稼げる」

そういう訳では全くないので注意しておきましょう。

むしろ、半年、1年かかってやっと収益になったというブログも沢山あります。

有名なブロガーさん達も、最低でも3か月~半年は収益がほぼ0だったという方が多いです。

以下のグラフは、ブログ・アフィリエイトを始めた歴と収益の関係を表しています。

引用元:アフィリエイトマーケティング協会

実際に、ブログ歴が長い人ほど、収益も大きいことがわかります。

ブログで100万円以上稼いでいる人の半数以上が5年以上ブログを続けている人になります。

また、以下のグラフは、ブログ・アフィリエイトにかける時間と収入の関係を表しています。

引用元:アフィリエイトマーケティング協会

上記のグラフから、時間をかける人ほど収入が高くなっていることがわかります。

しかし、ここで注意しておきたいのは時間をかければかけるほど収益が上がるというわけではないことです。ブログはPV数(どれくらい見られるか)が重要なので、きちんと戦略を練って運営していかなければなりません。

最初のうちは、かけた時間のわりには収益が0に等しいということもザラにあると思います。そこで続けられる忍耐力があるかどうかが大切です。

ブログで稼いでいくためには、時間がかかること、始めから大きな収入は見込めないことを知っておきましょう。

しかし、メリットの部分でもお伝えした通り、ブログ収益がない時でも「ブログ=Webライターとしての名刺」となるので、全く価値がないというわけではありません。

  • 維持費がかかる

ブログをするにもお金がかかることを知っておきましょう。

維持費用として年間2~3万円ほどが相場です。

具体的には以下のような費用がかかります。(価格は相場)

①独自ドメイン:無料

②レンタルサーバー:10,000円~15,000円/年 

③WordPress:無料

④WordPressテーマ:10,000円~15,000円

レンタルサーバーやWordpressのテーマによって費用が変わってきますが、高いものを選択しない限り、年間約3万円あればブログ運用できるということになります。

月額で言うと、2,500円。

外食を月1回減らすだけで、将来何百万円もの収益になるかもしれないブログを育てることができると思うと、かなり良いのではないでしょうか。

ブログを開設しよう!簡単4STEP

いざブログを始めようと思っても、

何について書けばいいの?

WordPressなんて触ったことも見たこともないし…

ドメインとかサーバーとかよく分からなくて難しそう

と思う方が多いと思います。

そこで、ここでは初心者がブログを始めるときの手順をまとめました。

実はブログを開設すること自体は、1時間あればできてしまいます。

4つのステップに分けて紹介していきます。

  • STEP①テーマを決める

まずは、「何について書くのか?」ブログのテーマを決めましょう。

テーマの決め方としては、ざっくり分けて4通りです。

・興味のあるテーマで書く

・需要のあるテーマで書く

・収益に繋がりやすいテーマで書く

・ライバルが少ないテーマで書く

1人のブログ運用経験者として言うと、おすすめなのは、「興味のあるテーマ」です。自分が好きなことかつ、経験してきたことが豊富なテーマを書くのが最適だと思います。

なぜなら、デメリットの所でもお伝えしたように、ブログはすぐに結果が出るものではありません。始めのうちはPV数が少なく、収益が0の状態もあり得るので、趣味感覚で楽しく続けられるものが良いでしょう。

「自分は何に興味があるのか?」

「何についてなら、楽しく続けられるだろうか?」

一度自分の好きなことや得意なことを棚卸して、考えてみてくださいね。

参考までに、ブログテーマの例をあげておきます。

健康/美容/ライフスタイル/英会話学習/マインドフルネス/自己肯定感/自己啓発系/コミュニケーションスキル/株/投資/在宅ワーク/副業/転職/恋愛/モテる方法/料理/夫婦問題/育児/旅行/ヨガ/子ども関係/企業分析/ライティング/DIY/地域ならではの情報/結婚/トレーニング/出世術/仕事術/シェアハウス/人口知能/自然療法/ネット広告/Webマーケティング/プログラミング/デザイン/ブロックチェーン/芸術/SNSマーケティング/カメラ/ロジカルシンキング/ビーガン/節約/メイク/漢方/ミニマリスト/インテリア/就活/キャリア/ダイエット/プレゼンテーション/家族間問題/仮想通貨/車/バイク/本/カフェ/グルメ/映画

  • STEP②サーバー契約・ドメイン取得

テーマを決めたら、次にサーバーの契約とドメイン取得をおこなっていきます。

サーバーとドメインについて簡単に説明すると、

ドメイン:Web上の住所

サーバー:Web上の家

つまりサーバーはあなたが書いた記事やブログのデータを入れる入れ物(=家)で、そのサーバーの場所を表すのがドメイン(=住所)なのです。

記事を書いたとしても、それを収める入れ物や置く場所がないと始まらないので、まずはそれらを取得していきましょう。

サーバーにはいくつかありますが、初心者の方でもわずか10分で簡単に登録できる「クイックスタート」がおすすめです。

クイックサーバーに登録して、独自ドメインを取得していきましょう。

このドメインがネット上での住所になります。

クイックサーバーの順序に沿っていけば、簡単に作成することができます。

  • STEP③Wordpressテーマの購入

次に、Wordpressを導入し、テーマを購入します。

WordPressとは、個人で立ち上げるブログに1番適したブログソフトウェアです。世界中で1番使用されています。

「みんなWordpressを使っているのに、ブログの形式がそれぞれ違うのはどうして?」と疑問を抱いた方もいるかもしれません。

それは、Wordpressのテーマが違うからです。Wordpressのテーマには無料テーマと有料テーマの2種類が存在し、現在公式のもので8,000種類以上あると言われています。

無料テーマでも問題なく使用できますが、有料テーマのほうがバリエーションが豊富で、相場も10,000円~20,000円ほどとなっています。

数あるテーマの中から1つ選び、実装していきます。

  • STEP④投稿

あとは、Wordpressの管理画面にある「新規投稿」の項目から記事をアップすれば良いだけです。

しかし、その前に自分のプロフィール欄や初期設定などを済ませておきましょう。

ここまで完了すればブログ運営を開始、ブログ記事が書き始められる段階です!

まとめ

この記事では、Webライターがブログをやるべき理由と、ブログの始め方について紹介しました。

Webライターにブログをおすすめする理由は、

・ブログがWebライターの名刺代わりとなって、案件を獲得しやすくなる

・生涯にわたって収益を発生させる可能性のある、資産が作れる

・SEOライティングスキルが身につき、収入UPにも繋がる

・Wordpressの実践スキルが身につき、仕事の幅が広がる

これだけのメリットがあるので、ブログを始めようか迷っている人は、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?

この記事があなたの役にたっていたら嬉しいです!最後までお読み頂き、ありがとうございました。

【完全初心者向け】SEOライティングの基礎と5つのコツ

SEOとは、「Search Engine Optimization」

直訳すると、検索エンジン最適化といいますが、いまいち意味がわかりませんよね。

「SEOってなに?」

「普通のライティングとは何が違うの?」

「SEOライティングのコツが知りたい」

今回は、このような疑問に、SEOライターとして年間100本以上の記事を書いている私がおこたえしていきます。

完全初心者の方でも理解できるよう、超わかりやすく解説しているので、「SEOのSの字もわからないんだけど…」という方は、ぜひ読んで参考にしてみてくださいね!

SEOライティングとは

冒頭でもお伝えしたように、SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」という意味です。

カンタンに言うと、Googleなどの検索エンジンで検索したら記事が上位に出てくるように狙って文章を書くことです。

たとえば、あなたが「SEOライティングとは」と検索したとすると、それに関する記事が沢山出てきますよね。ここで上位に表示される記事ほど、クリックされて読まれる可能性が高いです。

1位、2位に表示される記事は、たまたまそうなったわけではありません。SEOで上位に表示されることを狙ってライティングされているのです。

では、一体どのような記事が上位に表示されるのでしょうか?SEOライティングには、大きく分けて2つの要素があります。

  • ユーザーにとってわかりやすい文章を書くこと

「検索上位に表示される記事=ユーザーにとってわかりやすい文章」ということです。

これは「Googleが掲げる10の事実」に関連しています。主な検索エンジンであるGoogleは、一貫して「ユーザーファースト」を重視しています。

実際にGoogleは、検索ユーザーにとってわかりやすく、役に立つ内容のものを上位表示させることを公表しています。そうすることで、Googleはユーザーからも選ばれ続けているのです。

つまりSEOライティングにおいては、ユーザーの満足度を第一に考え、ユーザーが必要としている情報をわかりやすく網羅的にまとめることが重要なのです。

  • 検索エンジンで上位に表示される文章を書くこと

ユーザーにとってわかりやすい文章を書く一方で、Googleからも評価されやすい文章を書く必要もあります。

検索順位を決めるのは、「クローラー」と呼ばれるロボットです。この仕組みを理解し、クローラーが理解しやすい記事の構成を作ることで、正しく評価してもらえます。

具体的には、見出しや文章の中に検索キーワードと関連する言葉を入れたり、hタグを構造的に正しくしたりすることで、クローラーに評価してもらいやすくなります。

初心者がSEOライティングで意識する3つのポイント

このように聞くと「SEOライティングって少し難しそう」と思った人もいるのではないでしょうか?

しかし、安心してください。私は全くの未経験からSEOライティングを始めました。はじめのうちはSEOの仕組みをよく理解していませんでしたが、これまで執筆した100記事中、5本は狙ったキーワードでSEO1位を獲得、90%以上は上位10位圏内に表示させることができました。(リライトという修正も加えての結果です)

どうしてこれができたのかと言うと、SEOライティングは究極、「現在上位表示されている記事を真似て、それより良いものを書く」だけだからです。

上位記事をいくつか見ていると、「この情報はどの記事にも書いてあるな」

「もっとこんな事が書かれてあったら助かるのにな」ということがわかってくるはずです。

それらを分析して、自分がより良い記事を書けば、自然とユーザーにとっても、Googleにとっても評価の高い記事になります。

以下では、その具体的なポイントをご紹介します。

  1. とにかくユーザー目線になって考える

当たり前ですが、1番重要なのが「ユーザー目線になって考える」ことです。そのためには、まずユーザーのことをよく理解しなければなりません。

「どうしてユーザーは、このキーワードで検索をしたのか?」

「ユーザーはどのような情報を求めているのだろうか?」

「ユーザーの年齢、性別、職業は?」

これらを明確にすることで、よりユーザーにとって満足度の高い記事を書くことができます。

例えば、ある1人のユーザーが「スマホ 水没」と検索した場合、以下のようなことが考えられます。

  • ユーザースマホを水没させてしまって、困っている
  • 水没させたスマホを復活させたい
  • スマホを水没させてしまった時の対処法が知りたい

このようにして、ユーザーが検索した背景や意図を考えることで、よりユーザー目線になって文章を書くことができます。

  1. オリジナリティを出す

さきほど、「SEOライティングは究極、現在上位表示されている記事を真似て、それより良いものを書けばいい」とお伝えしましたが、真似るだけでなくオリジナリティを出すことも大切です。

このことは、Googleも2017年のアップデートの際に「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。」(出典:Google検索セントラル「日本語検索の品質向上にむけて」)と述べています。

想像してみてください。

検索して表示された記事がどれも同じような内容だったら、どのような気持ちになりますか?少し不便に感じてしまいますよね。

オリジナリティを出すにはいくつか方法があります。

たとえば、筆者独自の経験や体験をおりまぜたり、他の記事にはないより専門的な知識を加えたりすると、記事に独自性がうまれます。

検索ユーザーの知りたい内容の範囲内でオリジナリティを出すことによって、「この記事だからこそ知れた!」という感動を届けることができるのです。

  1. 専門性をもった文章を書く

オリジナリティを出すことと似たことのように思えるかもしれませんが、記事に専門性をもたせることも重要です。

専門性のある記事にはいくつかの特徴があります。

まず1つ目に引用が多いことです。専門書や研究者の論文などから引用することで、記事の専門性と信頼性を高めることができます。

2つ目は、専門家やプロに取材したことを元に書いていることです。そこにはこれまでネットにはない情報も多く、よりオリジナリティをもたせることができます。

初心者でも簡単!SEOライティングの5つの手順とコツ

ここまで、SEOライティングをするうえで気を付ける3つのポイントをお伝えしました。これだけで、ライティングをする前の心構えや前提知識が大きく変わったのではないでしょうか。

では実際にSEOライティングをするとき、具体的にはどのような手順で書いていけば良いのでしょうか?

ここからは、初めての人でもこれに沿っていけばSEOライティングができるように、5つの手順とそれぞれでのコツをお伝えしていきます。

実際に、「スマホ 水没」というキーワードで記事を書いていくことを前提として、具体的な例文と一緒に解説していきます。

一緒にSEOライティングをマスターしていきましょう!

  • 【リサーチ】ユーザーのニーズを理解する

すぐに書き出すのではなく、まずは検索ユーザーを明確にして、競合の記事を調査しましょう。

ポイントの解説でも少し触れましたが、

  • なぜ、ユーザーはこのキーワードで検索したのか?
  • ユーザーの課題は何か?
  • ユーザーが求めている情報は何か?
  • ユーザーにはどのような人が多いか?
  • ユーザーは検索することで、どうなりたいのか?

このような事を書き出します。

次に、実際にそのキーワードで検索してみて、どのような記事が上位に表示されているのかチェックしてみましょう。

「スマホ 水没」というキーワードの場合、以下のような記事が上位に出てきました。

※この時、シークレットモードで検索をかけるようにしましょう。シークレットモードとは、これまでの閲覧履歴やcookieなどのデータが保存されないブラウザモードのことです。

上位記事のタイトルを見るだけでも、ユーザーがどのような情報を求めているかがわかります。

1位の記事から順番に、最低でも5記事はしっかりと目を通して、どのような情報が書かれてあるかチェックしてみてください。その際、1番初めに構成の見出しを見ると、記事全体を把握しやすいです。

実際に、上位記事からわかる「スマホ 水没」の検索ユーザーの意図をまとめてみました。

・水没時にやってはいけないことが知りたい
・水没したスマホの応急処置が知りたい
・復旧に失敗した場合の対処法が知りたい
・復旧後はバックアップの設定が必要なのか知りたい・水没させたスマホを修理に出す方法が知りたい

さきほどよりも、検索意図がグッと明確になりましたね。ここで上げたユーザーの課題を解決するような内容を書いていけばよいのです。

  • 【構成】

次に、最も重要と言ってもよい、構成作りをおこなっていきます。構成とは、記事を書くうえで地図の役割を果たします。

構成をしっかりと作り込むことで、本文執筆に取り掛かりやすくなりますし、記事のクオリティにも大きく左右します。

まずは、リサーチ段階で考えた検索ユーザーの意図から、書き出す内容を箇条書きにします。そして、それを見出しに落とし込み、読みやすいように並び替えていきます。

実際に「スマホ 水没」の記事の構成を考えてみました。

見出し1:スマホ水没時にやってはいけないNG行動
見出し2:安全にスマホを復旧させる応急措置5つ
見出し3:復旧に失敗したら…?もしもの時の3つの対処法
見出し4:復旧後はバックアップの設定を!
見出し5:壊れた時はプランを見直して!

また、構成を作った段階で、一度「仮タイトル」を作成しておきましょう。これはあくまでも「仮」なので、本文を書き終えたときに再度調整することを前提として作って大丈夫です。

以下では、見出しを作る際のコツを紹介します。

コツ①共起語を使おう

共起語とは、キーワードと同時もしくは、頻繁に現れる言葉のことです。例えば、「スマホ」の共起語には、「アプリ・稼げる・ゲーム・画面・SIMフリー・料金」などがあります。

共起語は、検索上位の記事から調べるか、ツールを使って抽出することが可能です。共起語を見出しに多く使うことで、ユーザーの意図に沿った記事になり、Googleからも評価されやすくなります。

コツ②内容が重複しないように気を付けよう

見出しを多く作ってしまうと、内容が重複してしまいがちです。ライティングあるあるなのが、ポイントやコツ、○○のやり方を混同させてしまい、「あっちで言っていることをこっちでも言ってしまった」という事が発生します。

内容が重複しないように、あらかじめ箇条書きにした内容に沿って構成を考えていきましょう。

  • 【導入文】本文を読みたくなるような文章

構成ができたら、いよいよ執筆に入っていきます。

ここまででも随分大変そうだな…と思った方、大丈夫です。構成ができたら記事の70%はできたと言っても過言ではありません。

まずは、記事の冒頭の「導入文」を書いていきましょう。導入文は、ユーザーがタイトルをクリックしてから1番始めに目に入る文章です。

導入文で、「この記事をもっと読んでみたい!」と思わせることが重要です。

具体的には、

  • この記事には何が書いてあるのか
  • この記事を読んだら、どのような課題が解決するのか
  • この記事は誰が誰に向けて書いているのか
  • この記事を読んだら、どんな良いことがありそうか

これらをユーザーに伝えることが、導入文の役割です。

実際に「スマホ 水没」の記事の導入文を考えてみました。

スマホの故障の原因で多いのは、水没です。

「スマホをうっかりトイレに落としてしまった」
「スマホをポケットに入れたまま、選択してしまった」

この記事では、スマホ修理店勤務歴20年の私が、

スマホを水没させてしまった時の
・応急措置
・やってはいけないこと
・復旧しなかった時の対処法
・復旧後のバックアップ設定

について、ご紹介していきます。

焦らず最後まで読んで、状況にあった対処法をとってくださいね。
  • 【本文】ユーザーファーストを心がけて

いよいよ本文に入っていきます。構成に沿って、ユーザーにわかりやすい内容となるように執筆していきましょう。

本文を書くうえでのコツをいくつか紹介します。

コツ①共起語を盛り込む

見出しを作るコツでもお伝えしましたが、本文も見出し同様、共起語を多く使うように心がけましょう。

コツ②段落の頭のほうにキーワードを入れる

本文中にキーワードを意識して入れるようにしましょう。その際、できるだけ段落の頭のほうに入れるようにするとSEO効果が高いといわれています。

コツ③文脈を考慮する

キーワードや共起語にとらわれ過ぎてしまって、意味が通じない文章になってしまっては本末転倒です。いつでも、「ユーザーにとってわかりやすい文章」を書くことを念頭に、文脈にも意識して書いていきましょう。

コツ④わかりやすい図表や箇条書きを使う

文章だけでは伝わりにくいこともあります。その際は、積極的に表や図、写真を使っていきましょう。また、箇条書きを使うことも効果的です。

コツ⑤専門用語を使いすぎない

専門的な記事になればなるほど、専門用語を使ってしまいがちですが、それだと返ってユーザーにとって理解し難い内容になってしまいます。

専門用語を使ったとしても、その意味をちゃんと説明するようにしましょう。

コツ⑥指示代名詞を使いすぎない

SEOライティングでは、「これ」「それ」「あの」などの指示代名詞を極力使わないほうが良いと言われています。なぜなら、Webの文章は、小説のように最初から順番に読む人は少なく、途中から読んだ人でもすぐに理解できる文章のほうが好まれるからです。

  • 【タイトル】30文字程度でキーワードを入れる

本文を全て書き終えたら、最後にタイトルを考えましょう。構成を作成した段階で考えていた「仮タイトル」をもとに本タイトルを考えていきます。

タイトルをつけるコツは以下の通りです。

コツ①先頭のほうにキーワードを入れる

コツ②文字数は、検索結果画面で表示される30文字程度が目安

コツ③本文の内容にあったタイトルをつける

コツ④一目見てわかりやすく、見たいと思うタイトル

タイトルの付け方には様々なテクニックがありますが、SEOライティングが初めてのみなさんは、まずはこの4つを意識して作ってみましょう。

この時も、上位記事のタイトルを参考にして、被らないように設定していくことが重要です。

まとめ

この記事では、SEOライティング完全初心者の方に向けて、SEOライティングのポイントから具体的な手順やコツまで紹介してきました。

SEOライティングのポイントをまとめると

  • SEOライティングとは、検索ユーザーにとってわかりやすい文章のこと
  • SEOライティングとは、Google検索で上位表示されることを意識して書くこと
  • SEOライティングでは、ユーザー目線になることが何よりも重要
  • SEOライティングでは、オリジナリティのある経験談などが評価されやすい
  • SEOライティングでは、専門性の高い内容を書くことを心がける

SEOについて少しは理解できたのではないでしょうか?

SEOライティングは、コツとポイントをしっかりと掴めば、ちゃんと結果が出るライティングです。

私も初めのうちは、「SEOライティングって機械的でつまらないな…」と思っていましたが、数をこなしていくことでだんだんとSEOライティングの奥深さにはまっていきました。

何度も言っていますが、「ユーザー目線で考える」ことが何よりもSEOライティングの近道です。

この記事があなたの役にたっていれば嬉しいです。