稼げるライターと稼げないライターの違いとは?月20万以上稼ぐためにやったこと

「Webライターって稼げるのかな?」

「Webライターを始めてみたけど、思うように稼げない」

「Webライターの収入が伸び悩んでいる」

このようにお困りのあなたに、この記事ではWebライターとして活動して3ヶ月で月収20万円を達成した筆者が実践してきた方法についてお伝えします。

「初心者は低単価案件から始めて、実績を積み重ねよう」とよく言われがちですが、筆者はそれについてはあまりおすすめしません。

低単価案件からスタートするのは簡単ですが、時間と体力ばかりが消耗され、なかなか低単価案件から抜け出せないからです。

ここで紹介する方法は、「初心者こそ、まずは武器となるスキルを身につけて高単価案件にチャレンジしよう」という方法です。

現在はディレクターとしてライターを採用する立場でもある筆者が、「稼げるライター」と「稼げないライター」の違いについて徹底解説していきます。

Webライターとして稼ぎたい人には、必見の内容です。

Webライターは稼げる?実態調査

「そもそもWebライターって稼げるの?」

「Webライターって下請けのイメージが強くて、あまり稼げないイメージ」

このような言葉を聞くことも多いです。

結論から言って、Webライターは稼げます。ただ、満足いくほど稼げていない人も当然たくさんいます。

正直、Webライターは収入の格差が激しいのが現実です。

株式会社ビズヒッツがWebライター経験者461人を対象におこなった「WEBライティングに関する意識調査」では、本業ライターの収入と副業ライターの収入が以下のようにわかりました。

出典:WEBライティングに関する意識調査

副業ライターの収入で多かったのは、月5,000円以下〜2万円の層でした。

最高副業収入は15万円で、副業にしてはとても良いことがわかります。

出典:WEBライティングに関する意識調査

一方で副業ライターの収入は、5,000円以下〜3万円がボリュームゾーンになります。なかには月50万円以上稼ぐ人もいたようです。

この結果を見ると、稼げていない人もいる一方で、少数ですが月に20万円以上本業で稼げている人もいることがわかります。

このように、Webライターの収入格差は大きいことから、「Webライターは稼げない」と噂される一方で、実はしっかり稼いでいる人も存在するのです。

稼げるライターと稼げないライターがいる理由

ではなぜ、Webライターの収入格差が激しいのでしょうか?

現役でWebライター兼ディレクターとして働く筆者の観点から、理由を2つ解説します。

  • 未経験・スキル0で始める人が大半だから

理由の1つ目は、「未経験・スキル0で始める人が大半だから」ということです。

Webライターは参入障壁が低いため、Webライター全体のレベルが低くなっている傾向にあります。

実際に「自分にもできそう」という理由でWebライターを始める人は多くいます。

Webライターは、特別なスキルや資格なしに始められます。またパソコン1つで誰でもスタートでき、Webデザイナーやプログラマーのように特別なソフトも必要ないため、初期投資も少なくすみます。

しかし、「初心者はまずはクラウドソーシングで実績作りから」と言われるように、まずは「未経験OK」の低単価な案件からスタートします。

クラウドソーシングで「未経験OK」の案件のほとんどが文字単価0.1円〜1円未満の低単価案件です。このような案件は、一生懸命やって5000文字書いたとしても、文字単価0.1円だったら500円の報酬にしかなりません。

時給に換算すると、1000円以下になるのはよくあることです。もちろん、継続していけば単価UPや作業スピードの向上で時給も上がっていきますが、継続力と時間が必要です。

そのため、Webライターを簡単に始めて「思ったように稼げない」と離脱していく人が多いのです。

  • Webライター業界の需要と供給が見合っていない

2つ目の理由として挙げられるのが、「Webライター業界の需要と供給が見合っていないこと」です。

これは先ほど説明した「Webライター全体のレベルが低くなっている」ということにも関連してきます。

Webライターは基本的に、メディアの担当者から案件を受注します。

メディアの担当者がWebライターの仕事を頼むのは、単に「記事を書いて欲しい」のではなく、「サイトからのアクセス数を伸ばしたい」「サイトからの売上をUPさせたい」といった目的があるからです。

つまり、この目的を達成できるように、メディアの担当者もそれに沿ったライティングができるWebライターを採用します。

その際に必要になってくるのが「SEOライティングスキル」です。

SEOライティングとは、簡単に言うと、検索したときに上位表示されるように狙って文章を書くこと。

これができるWebライターは、メディアの担当者の目的を満たすことができるため、重宝されます。

しかし、さきほどもお伝えしたように、未経験・スキル0で始めるライターが多いため、SEOライティングができるライターはそう多くありません。

つまり、「需要」(クオリティの高い記事を書いてくれるWebライターさんを探している)と「供給」が見合っていないのです。

それ故、SEOライティングスキルや高いスキルをもった一部のライターに案件が集中し、「稼げるライター」と「稼げないライター」が存在する構図が生まれているのです。

稼げるライターになるために必要な要素

ここまで、「稼げるライター」と「稼げないライター」が存在する理由について、ライター市場の動向を踏まえて分析していきました。

ここまで読んでくれたあなたはきっと、「じゃあ、稼げるライターになるためにはどうしたらいいの?」と思ったことでしょう。

ここでは、現役Webライター兼ディレクターとして活動する筆者が考える「稼げるライターになるために必要な要素」を紹介します。

ここで紹介することは、ただスキルを身につけたら良いという単純なことではありません。Webライターとして仕事を獲得するうえで重要な心構えについても触れていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • SEOライティングスキル

まずは、口を酸っぱくして言いますが、稼ぐWebライターになるためには、「SEOライティングスキル」が必要です。

なかには、始めから「インタビューライター」や「コピーライター」を目指す方もいるでしょう。

しかし、Webライターの案件として最も母数が多く、未経験でも比較的に取り組みやすいのは、ブログ記事です。ブログ記事の種類もさまざまですが、「SEOライティング」を必要とする案件は多いですし、基本的にSEOライティングが「Webライティング」の基礎となります。

SEOライティングを勉強する方法についてはまた後ほどお伝えしますが、小手先のテクニックではなく、「本質を理解したSEOライティングスキル」が必要です。

記事を上位表示させるためのルールやノウハウもありますが、「どのようなライティングがPCの向こう側にいる読者に喜ばれるのだろう?」と想像力を膨らませて執筆することが重要です。

SEOライティングの本質を理解したうえで、実践まで落とし込み、それによって記事が上位表示される、ブログのPV数がのびるなど結果が出せることが求められます。

  • 営業力

稼げるライターに必要な要素の2つ目は、「営業力」です。いくら高いスキルを持っていたとしても、それをクライアントに上手くアピールできなければ案件獲得にはつながりません。

会社員ライターでない限り、案件は自分でとってくる必要があります。ここでよく思われがちなのが、「採用されるには、結局、豊富な実績が必要なんでしょ?」です。

もちろん、営業する際に「実績」を示す必要はありますが、「有名なメディアで執筆経験があります!」「過去に書いた記事でSEO1位を獲得しました!」というような華々しい実績が必ずしも必要なわけではありません。

ディレクターとしてWebライターの採用や育成に関わっている立場から見た、採用したいと思うWebライターの特徴は以下の5つです。

・Webライターとして成長意欲がある

・レスポンスが早くて丁寧

・積極性がある

・丁寧なリサーチ力

・わかりやすい文章が書ける

これらを含めて、自分を売り込む必要があります。クライアントに送る提案文やチャットでのやりとりのなかで、以上のようなことを文面からアピールできると良いでしょう。

  • 発信力

稼げるライターとして必要な要素の3つ目は、「発信力」です。発信力があれば、「自分から営業して案件を獲得する」ライターから、「クライアントから直接オファーがくる人気ライター」になることができます。

クライアントからオファーが来た場合は、受注の条件提示が有利になるというメリットがあります。

たとえば、相手の予算を聞いたうえで、自分にとって好都合な条件提示をすることができます。クライアントはわざわざ自分に「依頼したい理由」があってオファーしてきたのですから、多少の条件は飲んでくれる可能性が高いです。

また、仕事のしやすさ、コミュニケーションのとりやすさも異なります。オファーを送るということは「この人にしか頼めない」という理由があるため、自分の強みを最大限に活かすことが可能です。

ただし、この「クライアントから直接オファーがくる人気ライター」はほんの一握りです。自分でブログを運用してPV数をのばしたり、InstagramやTwitterなどのSNSで日頃から情報発信をしたりする必要があります。

Webライターとしての実績作りとしてブログを運用する人が多いですが、私はブログをいっさいやらずに、月20万円を達成しました。また、企業からのオファーもいくつかいただいたこともあります。

私が力を入れたのは、noteとTwitterです。また後ほど詳しく解説しますが、ブログを開設せずともWebライターとして発信力をつけることは十分可能です。

Webライターで月20万円以上稼ぐためにやった5つのこと

さて、お待たせしました。

ようやくここから私がWebライターを始めて3ヶ月で月20万円以上を達成するために、やったことをお伝えします。

もちろん、実践してきたことのなかでも特に効果があった5つのことを紹介しています。

何度も言いますが、よくある「初心者はまずクラウドソーシングで実績作りから始めよう」という方法とは異なります。

それよりも、効率的で最短でWebライターとして0から稼げる方法だと自負しています。

これからWebライターとしてお仕事を始めようとしている方や、Webライターの収入が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • SEOライティングについて勉強する

まずは、SEOライティングについて勉強して、レベルの高いスキルを身につけることです。

SEOライティングスキルの必要性についてはこれまで説明してきた通りなので、ここでは「どうやって勉強するのか?」についてお話します。

SEOライティングの知識・スキルを身につける方法はいくつかありますが、一番おすすめの方法は、本でインプットして自分のブログやnoteなどでアウトプットすることです。

SEOライティングの本をとりあえず1冊読めば、なんとなく概要が掴めます。後は実践を繰り返していくしかありません。

そこでネックになるのが、「自分よがりの文章になってしまいがち」なことでしょう。

初心者がいくら知識を付けていたとしても、他人からのフィードバックなしにはなかなかレベルは上がりません。そのため、自分の書いた記事を第三者に添削してもらいましょう。

Twitterなどで検索すると、経験豊富なWebライターが添削サービスをおこなっていることがあります。また、Webライターの師匠を1人見つけて、その方から習うのも良いでしょう。

始めから低単価案件に応募するのではなく、まずは必要な知識・スキルを身につけることが重要です。

  • クラウドソーシングの高単価案件のテストライティングを受ける

SEOライティングについてある程度勉強したら、クラウドワークスなどの「高単価案件」に応募していきましょう。

「初心者から実績0の状態で、いきなり高単価案件って獲得できるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

Webライターの案件には、採用前に「テストライティング」を受けることが多いです。このテストライティングは、経験者であろうが初心者であろうが誰でも受けることができます。

ここでWebライターとしての実力を証明することができたら、初心者で実績0の方でも、いきなり高単価案件を獲得することは可能です。

実際に、私はクラウドワークスの実績0の状態で、1ヶ月に30件ほど案件に応募し、そのうち7件、全て文字単価1.5円以上の案件に合格することができました。

テストライティングでSEOライティングの実力さえ証明できれば、いきなり文字単価一円以上の案件を獲得することは可能なのです。

  • TwitterでWebライターアカウントを作って営業&発信

クラウドソーシングだけでなく、Twitterも案件獲得のために運用しておくと良いです。

WebライターはTwitter率が高く、それを営業ツールにしている方も多くいます。

また反対に、Webメディア担当者やライターを採用しているディレクターの多くもTwitterをやっています。

そのため、TwitterはWebライターにとって最高のお仕事獲得の場なのです。クラウドワークスのように、仲介手数料もとられることもありません。ただ、トラブルが発生しても自己責任になるので注意も必要です。

Twitterで「#ライター募集」と調べるといくつか募集案件がヒットします。それにリプを送ったり、DMで直接営業したりすることで、案件が獲得できるときもあります。

自分のアカウントを整えておく必要はありますが、意外とDMやリプを送ると見てもらえることが多いです。

筆者も営業活動を積極的におこなっていたころは、DMを送ったら100%の確率で返信が来ていました。そこから案件獲得につながって現在も継続してお仕事をしているクライアントもいます。

まずは、TwitterでWebライター専用アカウントを作って、どんな案件があるのか見ていきましょう。

  • noteをポートフォリオにする

Twitterと並行して使ったらよいツールがnoteです。noteとは簡単に誰でもブログのような自分のサイトを立ち上げることができ、そこに記事をアップすることができます。

noteはポートフォリオとしてうまく機能してくれます。これまで書いた記事をまとめたり、自分の自己紹介記事をnote上に作ったりなどしておくと、いざという時にクライアントに見せることが可能です。

ブログのように、ドメインやサーバーなどを用意する必要がないため、費用も0で始めることができます。

また、noteはTwitterと相性がとても良いです。noteにアップした記事は、Twitterで拡散することができます。

自己紹介とポートフォリオを組み合わせnoteをTwitterの固定ツイートにして、常においておくのも良いでしょう。

実際に筆者もnoteの投稿がきっかけでTwitter経由でお仕事のオファーをいただいたことがあります。

noteとTwitterを上手く活用すると発信力を高めることができるでしょう。

  • ライティングスキル+αの提案

Webライターとして稼いでいくためには、スキルも必要ですが、「この人だから頼みたい」という理由を作ることも重要です。

そして、その「この人だから頼みたい」という理由は意外と簡単に作ることができます。

それは、クライアントに営業するときに「ライティング+α」の提案をすることです。

たとえば、料理系サイトの記事執筆案件があったとします。仕事内容としては、ライティングのみだったとしても、「画像作成も必要であればおこないます」「WordPressへの入稿も可能です」「料理をするので、実際にレシピを自分で作って写真をとることも可能です」と何かしら+αで提案をするのです。

必ずしもその提案が通るとは限りませんが、クライアントの条件や都合とマッチしたら採用してもらえる確率が上がります。

また、自分の過去の経験を売りにするのも良いでしょう。

このように、ライティングスキルだけで勝負するのではなく、プラスαで自分にできそうなことを提案することで、他のライターとの差別化ができます。

まとめ

この記事では稼げるWebライターになるために必要な要素や具体的な方法をお伝えしました。

もう一度整理すると、稼げるライターに必要な要素は、

・SEOライティングスキル

・営業力

・発信力

の3つでした。

また、Webライターで月20万達成するためにやった5つのことは、

・SEOライティングについて勉強する

・クラウドワークスの高単価案件のテストライティングを受ける

・TwitterでWebライターアカウントを作って営業&発信

・ライティングスキル+αの提案

・noteをポートフォリオにする

でした。

これを読んで1つでも実践してみてください。

この記事がきっかけであなたのWebライター人生が少しでも良い方向に変わりますように。