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「SEO対策についていろいろ調べたけど、専門用語が多すぎて何が何だかわからない!」
この記事は、このようにお困りの方に向けて書きました。
SEO対策という言葉を聞いたことはあるものの、「具体的に何をすればいいの?」「仕組みがさっぱりわからない」とお悩みのWebサイト運営者の方も多いと思います。
そこでこの記事では、初心者の方でもたった15分で理解できるSEO対策についてまとめました。
・そもそもSEOとは?
・SEO対策のメリット・デメリット
・SEO対策の4つの基礎知識
・基本的なSEO対策7選
専門用語を極力使わずに、初心者の方でも理解しやすいように解説しているので、「SEO対策についての基礎情報が知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
SEO対策とは
Webサイト運営者の最大の目的は、サイトからの問い合わせや商品購入を増やすことだと思います。どんなに見た目がかっこいいサイトを作ったとしても、流入数や問い合わせが0だったら、サイトがある意味がないですよね。
Webサイトへの流入数を増やすための方法の1つに「SEO対策」があります。SEO対策とは、簡単にいうとGoogleなどの検索エンジンからユーザーにサイトを見つけてもらいやすくする施策のことです。
たとえば、あなたがGoogleで「SEO対策とは」と検索したとしましょう。1ページ目の1番上に出てくる記事と、2ページ目に出てくる記事では、どちらを読みたいと思いますか?
多くの方が1ページ目の1番~3番目あたりの記事をクリックすると思います。
このように、Googleなどの検索エンジンで上位表示されればされるほど、ユーザーに見つけてもらいやすくなるということです。
では、どうしたら自社のWebサイトが上位表示されるようになるのでしょうか?
その方法をこの記事ではご紹介していきます。
SEO対策のメリット
はっきり言うと、SEO対策の難易度は高いです。しかも、参入者が増える中で年々その難易度は上がっています。
では、なぜ多くのWebサイト運営者がSEO対策に本気で取り組むのでしょうか?
それは、それだけ魅力的な点が多いからです。
SEO対策に取り組む前に、SEO対策をするメリットをきちんと把握しておきましょう。
- 少ない費用で圧倒的な集客力を期待できる
SEO対策で上位表示されるようになると、そこから大きな集客を期待できますし、広告費も抑えることができます。
実際に、一般的な広告よりも、SEOで上位表示された記事内のクリック率のほうが高い傾向にあります。相手から一方的に流れてくる広告と、自分で検索して辿り着くWebサイトとでは、もともとの「関心度」が異なるからです。
たとえば、YouTubeを見ていると広告が流れてきますよね。脱毛はもう終えているのに、サロン脱毛の広告が永遠と流れてきたとしましょう。このような場合、広告はクリックしないはずです。
しかし、自分で「脱毛サロン おすすめ」と調べている人はどうでしょうか。もともとの関心度が高いので申し込みにも繋がりやすいです。そのため、広告よりもSEOで上位表示されるWebサイトのほうが、申し込み数や反応が大きくなるのです。
結果、SEO対策は少ない費用で広告よりも高い集客力を期待できます。
資産となり長期にわたって効果が見込める
Webサイトは一生の財産になります。
たとえば、品質の高いコンテンツを作って、SEOで上位表示されるWebサイトを作ったとしましょう。そのサイトからは、毎月一定数の売り上げや流入が見込めます。
さらに、情報を新しいものに更新したりきちんと管理したりしていくことで、その効果は半永久的に続くでしょう。
コンテンツ制作やWebサイトの構築に多少の費用や時間、労力をかけたとしても、サイトは資産として残り続けるのです。
ブランディングに繋がる
検索ユーザーの目に触れる機会が増えれば、当然自社のブランディングにも繋がります。
たとえば、企業でSEO対策を任されているあなたが「SEO対策とは」「SEO対策 費用」「SEO対策 初心者」などといろいろ検索をするとしましょう。
そこで、頻繁に出てくる企業のWebサイトがあれば、「SEO対策といえば○○だ!」と印象に残ります。
これこそが、ブランディングです。良質なコンテンツを発信しているのであれば、その企業の信頼性も向上し、イメージアップにもなります。
SEO対策のデメリット
一方で、SEO対策にはデメリットもあります。
さきほど、SEO対策の難易度は高く、参入者も増えて年々難しくなっているとお伝えしました。
では、どうしてSEO対策は難しいのか、つまづいてしまう人が多いのでしょうか。その点を理解するためにも、以下2つのデメリットを理解しておきましょう。
- 効果が出るまでに手間と時間がかかる
SEO対策は、効果が出るまでに手間と時間がかかります。ここで言う効果とは、Webサイトの検索順位の上昇・下落に加え、検索からの流入数の増加・減少といったものです。
質の高いコンテンツを制作しようとすると、ある程度の手間と時間がかかってしまいます。かと言って質の高いコンテンツが1つ2つあったとしても、Webサイト全体の評価を上げるためにはボリューム(記事数)も必要です。
また、良いコンテンツを作ったとしてもすぐにそれがGoogleに評価されるわけではありません。いきなり検索順位が上がることも、いきなり下がることもあります。
こうした変動を見ながら改善をおこなっていく必要があるため、Webサイトからの十分な効果を実感できるまで、手間と時間がかかることは把握しておきましょう。
- Googleの定期的なアップデートに伴って改善が必要
Googleは、Webサイトを評価するアルゴリズムを定期的にアップデートしています。このアップデートに伴って、今まで上位表示されていた記事がいきなり圏外になるという事も実際にありました。
特に、コアアップデートと呼ばれる大規模なアップデートが実施されると、順位が大きく変動します。
「せっかく頑張ったのにまた1からやり直しか…」と思ったかもしれません。
しかし、基本的にユーザーにとって良質なコンテンツを作っていれば、そこまで心配する必要はありません。
なぜなら、Googleは検索エンジンとしてユーザーから選ばれ続けるために、日々アップデートをおこなっているからです。Googleも「ユーザーにとって役に立つ情報を提供する」ことを1番に考えているため、有益なコンテンツであれば評価され続けます。
常にSEOの最新情報にアンテナを貼り、ユーザーにとって役に立つ情報発信をしていくことが何よりも重要です。
SEOで検索順位が決まる仕組み
SEO対策を始める前に、SEOで検索順位が決まる仕組みを理解しておきましょう。
スポーツをするとき、まず始めにルールを学びますよね。SEO対策もスポーツと一緒で、まずはルール(仕組み)を理解しておかなければなりません。
ここではSEOのルールである、検索順位が決まる仕組みを説明していきます。
- Googleの検索アルゴリズム
Googleの検索順位は、誰がどのように決めているのでしょうか?それは、もちろんGoogleです。つまり、「SEO対策とはGoogleの検索アルゴリズムを理解すること」と言うこともできます。
Google以外の検索エンジン(Yahoo!JAPANなど)は考慮しなくても大丈夫なの?と思ったかもしれません。
実は、検索エンジンの国内シェア率は、1位がGoogleで75.48%、2位がYahoo!JAPANで20.02%となっています。さらに、Yahoo!JAPANの検索エンジンの仕組みはGoogleと同様です。(出典:日本における検索エンジン市場シェア | statcounter)
つまり、Googleの検索アルゴリズムを理解することは、事実上、国内検索エンジンの95%以上の検索アルゴリズムを理解するということになります。従って、SEO対策ではGoogleのアルゴリズムに則っておこなっていけばOKです。
- クロールとインデックス
SEO対策は、Googleの検索アルゴリズムをマスターすれば良いということはわかりました。では、検索順位はどのような流れで決まっていくのでしょうか?
その流れの中で、「クローラーとインデックス」が登場します。
クローラーとは、検索エンジンのロボットのことです。クローラーが世界中のWebページを巡回し、ページ情報を取得します。ちなみに、このことを「クロール」と呼びます。
インデックスとは、Google検索エンジンのデータベースに、クローラーが集めたページ情報が登録されることです。
つまり、SEOで検索順位が決まる流れは、
①クロール:Googleの検索エンジンロボットであるクローラーが、Webページを回って情報収集する
②インデックス:WebページがGoogleのデータベースに登録される
③検索結果の表示:Googleのアルゴリズムに従ってWebサイトが評価され、総合評価が高いWebページから検索結果に表示される
このようになっています。
これだけ抑えておけば大丈夫!SEO対策の4つの基礎知識
では、実際にSEO対策に取り組むには、何から始めていけば良いのでしょうか?
先ほどから繰り返し、SEO対策においては「ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供すること」「Googleの検索アルゴリズムを理解すること」が重要とお伝えしてきました。
ユーザーにとって有益なコンテンツを作ることを大前提として、SEO対策では効果的に順位を上げていくポイントがいくつかあります。
ここでは、SEO対策をする上で、初心者の方がまず初めに抑えておきたい基礎知識を紹介します。
4つの基礎知識
●Googleが掲げる10の事実
●E-A-T(専門性・権威性・信頼性)
●YMYL(YourMoneyorYourLife)
●過剰なSEO対策による不正行為
- Googleが掲げる10の事実
先ほどもお伝えしたように、SEO対策とは「Googleの検索アルゴリズムを理解すること」なので、Googleのことを理解しておくことが重要です。そこで、Googleが正式に発表している「Googleが掲げる10の事実」をまずは抑えておきましょう。
”1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
引用元:Google について|Google が掲げる 10 の事実 – About Google”
特にSEO対策において重要なのは、1番目~4番目です。
1番目はユーザーファーストを意識すること、2番目はコンテンツの質を高めること、3番目はユーザーが知りたい情報を早くキャッチできること、4番目はリンクが集まりやすいコンテンツにすることを意味しています。
それぞれの具体的な方法は、後半の基本的なSEO対策8選で紹介していきますので、そちらを参考にしてみてくださいね。
- E-A-T(専門性・権威性・信頼性)
Googleは、「Googleが掲げる10の事実」の他にも、Webサイト運営者向けに「ウェブマスター向けガイドライン」や「Google 品質評価ガイドライン」を公開しています。
その中にある重要な項目の1つに、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)があります。SEO対策では、この3つを意識することも重要だと説かれています。
”3.2 専門知識、権威性、および信頼性(E-A-T)
有益な目的を持つ他のすべてのページでは、専門知識、権威性、信頼性(E-A-T)の量が非常に重要です。
※引用元:General Guidelines”
ここで注意しておきたいのは、E-A-TとはあくまでもWebページの品質を評価するための指針や要素であって、特定のスコアがあるわけではないことです。
具体的に以下のようにチェックしていきます。
●専門性
テーマが統一されているか
検索ニーズが満たされているか
新しい情報を得られるか
専門情報が網羅されているか
●権威性
客観的に見て第三者からの評価が高いか
社会的認知度や評判は高いか
幅広くWebサイトやSNSで紹介されているか
●信頼性
オリジナル性が高く、コピーや模倣されたものではないか
Webサイトは、SSL化(暗号化)されているか
運営者情報や企業情報・利用規約などが明確に開示・記載されているか
E-A-Tの中でも、昨今では特に専門性を意識したコンテンツ作りが重要視されるようになってきました。専門性の高いWebサイトを作り続けることによって、結果的に後から信頼性や権威性も上がっていきます。
- YMYL(Your Money or Your Life)
YMYL(Your Money or Your Life)とは、「人々の将来の幸福、健康、経済、安全に影響を与えるテーマ」のことです。
Googleの品質評価ガイドラインでは、YMYLについて次のように定義しています。
”ウェブページやトピックの中には人々の将来の幸福、健康、経済的な安定、安全などに影響を与える可能性のあるものがあります。
我々(Google)はこのようなページを「Your Money or Your Life」ページ(YMYL)と呼んでいます。
引用:Googleの品質評価ガイドライン”
Googleは、下記のようなテーマをYMYLの対象としています。
・ニュース、時事問題
・公民、政府、法律
・金融
・ショッピング
・健康と安全
・人々のグループ(人種・宗教・国籍など)
・その他(フィットネス、不動産、栄養、大学選び、就職等)
これらのテーマは人々に与える影響が大きいため、情報の正確性や信頼性を守るための厳しい基準が設けられているようです。
2018年以降、さらにYMYL(YourMoneyorYourLife)に対する関心が高まったことから、今後もアップデートでさらなる評価基準の変化が起きるかもしれません。
- 過剰なSEO対策による不正行為
Googleは、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反する行為は不正行為として厳しく取り締まっています。
不正行為とは、たとえば以下のような行為です。
・隠しテキストや隠しリンク(特定のテキスト・リンクをユーザーに見せずに検索エンジンにだけ認識させる行為)
・キーワードスタッフィング(SEO対策のためにキーワードを不自然に詰め込む行為)
・リンクファーム(Webサイト間で関連性のないリンクを大量に貼る行為)
これらは、いずれもユーザーに不利益をもたらすため、Googleから不正、偽装行為と見なされペナルティを科せられます。
つまり、過剰なSEO対策や誤ったSEO対策をしてしまうと、Googleから不正行為として忠告を受ける場合もあるのです。そうならないために、Googleのウェヴマスター向けガイドラインの内容をしっかりと把握しておきましょう。
SEO対策は主に3種類ある!
SEO対策は、大きく分けて3種類あります。
●内部施策:Webサイト内のコンテンツを対象として行う施策
●外部施策:関連度の高いページリンクを貼ることで検索順位を上げる施策
●コンテンツSEO:コンテンツの質を高めるために行う施策
以下で詳しく説明していきます。
- 内部対策
内部施策とは、Webサイト内のコンテンツを対象として行う施策のことです。GoogleにWebサイトを正しく認識させ、検索インデックスに登録されることを目的として行います。
具体的には、
・タイトルの修正
・見出しタグの設定(ページの構成や構造を整える)
・リンク構造(Webサイト構造)の単純化
・Webサイトのモバイルフレンドリー(スマホからでも見やすいようにする)
などがあります。
内部施策では、ユーザーとGoogleのクローラー両方から分かりやすく認識してもらいやすいWebサイトを作ることが重要です。いくらユーザーにとって役にたつコンテンツでも、Googleクローラーに見つけてもらえなかったら意味がありません。
「コンテンツの質を向上させる」ことを念頭に、ユーザーとクローラー両者にとって優しいコンテンツ作りを行っていきましょう。
- コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、簡単に言うとコンテンツの質を高める施策のことで、近年重要視されています。キーワード選定をし直したり、ユーザーニーズを再検討してそれに応えるコンテンツ作成をしたりすることです。
ユーザーに役にたつ、高品質なコンテンツを作って上位表示を狙う対策になります。
具体的には以下のような施策があります。
・ユーザーの検索意図(ニーズ)を分析する
・キーワードや共起語の選定
・ペルソナの設定
これらを実施して、コンテンツ制作に取り組みます。
また、コンテンツを公開した後も、効果測定をおこないながらリライト(修正)をおこなっていく必要があります。検索順位を指標にして、内容の改善を繰り返しおこなうことが、SEO効果を最大化させます。
- 外部対策
外部施策とは、順位を上げたいWebページに対して関連度の高いページリンクを貼ることで、検索エンジンからの評価を向上させるSEO対策のことです。
別名で、「被リンク追加」とも呼ばれ、外部のページやWebサイトに自社ページのリンクを貼ってもらうことを言います。
この被リンクが増えると、Googleから「ユーザーからの指示を集めているWebサイト」と認識され、検索順位が上がるのです。
たとえば、コンテンツの質がほぼ同等の2つの記事があったとしましょう。その際は、被リンクの数が多いほうがより高く評価される傾向にあります。
具体的には、以下のような施策があります。
・権威性が高い影響力のあるWebサイトからの被リンクを増やす
・同業種のWebサイトからの被リンクを増やす
・Twitterや FacebookなどのSNSを活用する
・知人を通じて、自然な口コミでWebサイトを広めていく
無理に被リンクを増やそうと、関連性の低い被リンクや自作の被リンクを作ってしまうと、Googleから不正行為としてみなされる可能性があります。
あくまでも、内部施策をきちんとおこなったうえで、自然発生的に被リンクを増やしていくことが理想的です。
基本的なSEO対策7選
ここでは、初心者でも取り組みやすい基本的なSEO対策7選をお伝えします。
●キーワード選定をおこなう
●検索ニーズにあったタイトル・見出し構成を作る
●内部リンクを設定して、わかりやすいWebサイト構造にする
●信頼性の高いコンテンツ制作をする
●一次情報を取り扱ってオリジナル性を高める
●ページスピードを速くする
●スマホからでも見やすくする
- キーワード選定をおこなう
まずは、Webサイトの目的にあったキーワード選定を行いましょう。つまりは、「どのキーワードで上位表示を狙うのか?」ということです。
キーワードが目的からずれてしまうと、ターゲットとなるお客様を集客できなかったり、せっかくSEO対策ができていても問い合わせに繋がらなかったりします。
たとえば、就活生をメインターゲットにしたブログを運営するとします。その際に、まずは就活生が検索しそうなワードをイメージします。仮に「就活」をメインキーワードに設定したとすると、それに関連するワードを調べていきます。
関連キーワードの調べ方としては、キーワードプランナーやラッコキーワード、サジェスト機能、他の人はこちらも検索、Googleトレンドなどがあります。キーワードプランナーでは、検索数も調べることが可能です。
この際、あまりにも検索数が少ないものは避けましょう。SEO対策をしても、そもそも検索される可能性が低いからです。
かと言って、検索ボリュームだけで判断するのもおすすめしません。「Webサイトの目的に繋がりそうか?」「競合/上位サイトと比較して勝ち目はありそうか?」という2軸で判断していくと良いでしょう。
- 検索ニーズにあったタイトル・見出し構成を作る
キーワード選定をした後は、実際にコンテンツ制作に取り掛かります。その際に注意すべきことは、検索ニーズにあったタイトルと見出し構成を作ることです。
たとえば、キーワードを「就活 面接」と定めてコンテンツ制作をおこなっていくとします。その際、まずはそのキーワードで上位表示されているWebサイトから、検索ニーズを洗い出します。
「就活 面接」の場合、以下のような検索ニーズが汲み取れました。
・面接の流れが知りたい
・面接でよく聞かれる質問が知りたい
・面接のマナーが知りたい
・面接までに準備しておくべきことを知りたい
これらのニーズを満たすような内容を自社コンテンツの中に盛り込みます。
具体的に意識するポイントは、
・タイトルの中には、必ずキーワードを入れる
・見出し構成の中には、できるだけキーワードと関連キーワードを入れる
・検索ニーズに沿って、問題解決できるような見出し構成にする
です。
検索ニーズに合ったタイトルと見出し構成を作ることで、必然的にユーザーにとって質の高いコンテンツ制作ができるようになります。その際に、Googleからも評価されやすいように、キーワードや関連キーワードを不自然にならないように沢山使うことが重要です。
- 内部リンクを設定して、わかりやすいWebサイト構造にする
内部リンクとは、同じWebサイト内のページをつなぐリンクのことです。
あなたは、必要な情報を求めてたくさんのページを開いてWebサイトを渡り歩いた経験はありませんか?このようなサイトはユーザーにとっても、Googleにとってもわかりにくいサイトです。
これを防ぐために、まずはWebサイト構造をシンプルにする必要があります。また、内部リンクをわかりやすく設定することで、Googleクローラーにも見つけてもらいやすくなるだけでなく、リンク元とリンク先の両ページの品質を高めることができるのです。
内部リンクを設定する際には、以下の点に注意しましょう。
・関連性の高い、より専門的なページへリンクする
・リンク先のページ内容が伝わるように表示・誘導する
・Webサイトの専門性を高める
- 信頼性の高いコンテンツ制作をする
先ほど紹介したE-A-T(専門性・権威性・信頼性)の中でも、特に最近では信頼性の高いコンテンツが評価されているとお伝えしました。
これは、ユーザーのことを考えると、当然のことです。
あなたは、情報収集したり何か商品を購入したりする際に、
専門家と素人、どちらの情報を参考にしますか?
運営元のわからないWebサイトから商品を購入しますか?
権威性の低い情報源を、積極的に参考にしたと思いますか?
答えは、Noだと思います。また、ユーザーだけでなく検索エンジンも同様です。
そのため、検索エンジンにも「信頼性の高いコンテンツ」と認めてもらえるように、コンテンツの信頼性を明示することが必要です。
具体的には、
・企業の公式Webサイトや公共機関サイトから情報を引用する
・第一人者の発言・著名な書籍といった権威性の高いものから引用する
・事実を証明するために、具体的に調査した独自のデータや外部のデータを引用する
・Webサイトの運営会社情報を明記する
などの方法があります。
- 一次情報を取り扱ってオリジナル性を高める
コンテンツ制作の際には、できるだけ一次情報を取り扱って「このWebサイトでしか得られない情報」を提供することを意識しましょう。
他のWebサイトからの引用が多かったり、ありきたりな情報ばかり載せていたりする記事は、低品質とみなされ評価が低くなります。
たとえば、「就活 面接」というキーワードでオリジナル性の高いコンテンツとはどのようなものでしょうか?
・面接で聞かれた質問を独自に調べたデータが載っている
・実際に面接官にインタビューした情報を元に書いている
・実際に就活生が体験した面接エピソードが含まれている
このような一次情報はオリジナル性が高く、真似をしようとしてもすぐにできるものではありません。つまり、一次情報を入れることで、オリジナル性がうまれコンテンツの評価も高まるのです。
- ページスピードを速くする
クリックをしてすぐに表示されるページと、なかなか読み込みに時間がかかるページでは、どちらのほうが読みたいと思いますか?
間違いなく、前者だと思います。このように、ページスピードを改善して速くすることもSEO対策においては重要です。
やり方としては以下の流れで行います。
①Google PageSpeed Insightsに登録する(無料)
②調べたいWebページのURLを入力し、分析ボタンをクリック
③「速度」や「ユーザーエクスペリエンス」を確認する
④パソコンタブに切り替え、「提案の概要」を確認する
⑤表示された「修正が必要」「修正を考慮」「合格項目」に沿って対策を考える
⑤の表示内容によって対策を考えます。
以下は具体的な対策の例です。
・Webサイトにアップする前に画像を圧縮する
・CSS、HTML、JavaScriptを縮小する
・サーバーの応答時間を短縮する
・表示可能コンテンツの優先順位を決定する
- スマホからでも見やすくする
最近では、スマホやタブレットが普及し、検索ワードによってはパソコンからよりもスマホからの閲覧者のほうが多いケースも珍しくありません。
そのため、スマホからでも見やすいようにWebサイトを構築することも重要になってきました。
対策としては、レスポンシブデザインにすることです。レスポンシブデザインとは、閲覧端末によって最適なページレイアウトに切り替わることを意味します。
また、スマホからでも読みやすいテキストにしたり、横方向のスクロールを使用しないなど、工夫することでユーザーの満足度も向上します。
Webページを更新した際には、必ずスマホからのチェックも怠らないようにしましょう。
まとめ
この記事では、SEO対策初心者の方に向けて、SEOの仕組みから具体的な対策方法までお伝えしました。
SEO対策をするうえでのポイントは、
・SEO対策には手間と時間がかかるが、長期的に見てメリットが多い
・Googleの検索アルゴリズムを理解する
・コンテンツの専門性を意識してコンテンツ制作を行う
・不正行為とならないように、Googleウェヴマスター向けガイドラインに従ってSEO対策を行う
でした。
SEO対策については様々な情報がありますが、実際のところ正解はGoogleにしかわかりません。しかし、「ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供する」ことを根底に日々改善に努めていれば、必然とユーザーにもGoogleにも評価の高いWebサイトになります。
この記事があなたのお役にたっていれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。